【中小企業診断士 二次 事例3】
思うのですが、この試験作る方はすげー人です。セオリーを文書にさり気なくいれ、探しやすいように問題文に言葉をちりばめる。
職人ですね。
【中小企業診断士 二次試験 事例3】
策問
C社は生産の遅れが顕著である。どのように改善すべきか?
本文
C社は従業員の経験で作業を行っており、上手く機能しないこともある。
C社長は、標準作業を設定し、標準時間を算定したが、実際の作業と差があると話す従業員の経験を重視している。
回答
実際の作業を実施して、その作業時間を測定し、実際の作業時間と標準時間の差異を確認し、その原因を追求し、標準時間の遵守を徹底し、生産の合理化に向けて作業改善をする。
やっぱり、策問者はすごい。
ヒントがないと、このセオリー発動できないので、どーにか入れないといけない言葉がある。
入れすぎると、簡単。
入れないと、誰も解けない。。
バランスが大変。。
【中小企業診断士 二次試験 事例1】
策問します。
問題
a社の製品開発が滞るようになった。製品開発が進むような組織的な留意点とともに対応を助言せよ。
本文
a社は専門領域特有の知識を有する製品開発の技術者が多い。
a社の営業部は顧客から製品価値評価をアンケート形式で収集している。データはデータベースに蓄積しており、営業部がいつでもアクセスできる。
a社の製品開発と営業部は連携があまりない。
回答
a社の営業部の顧客からアンケート形式で生のデータを収集するよう留意し、製品価値評価を行い、その結果を開発活動にフィードバックし、開発部員の専門知識を活かして製品開発速度を上げる。
今回はイノベーションが、テーマでした。
このテーマのセオリー発動は難しいです。
【中小企業診断士 二次試験 事例三】
策問しました。
問題
生産統制における問題点と対応について述べよ。
本文
Cは、受注生産をしている。
作業手配が不十分で加工する製品のサイズがバラバラである。
現在の発注業者より多品種少量発注を依頼されており、小ロット生産することで、段取り替えが増えつつあり、納入リードタイムが長くなり、納期遅延が増えてきた。
回答
C社は、加工する製品のサイズがバラバラなので、改めて品種毎にまとめて生産し、段取り替えを少なくし、納入リードタイムを短縮し、納期遅延に対応する。
今回は手配面について、指摘してみました。
生産統制の進捗、余力、現品、手配の4つ。
生産計画の手順、工数、日程の3つ。
がんばります!!
【中小企業診断士 二次試験 事例三】
策問してみました。
問題
C社はx社の受注に対応したいが、遅延が続いている。どのように対応すればよいか、助言せよ。
本文
精密機器の調整は、熟練担当者任せの加工順となっている。精密機器はx社に納入している。熟練担当者任せの加工により、納入が遅れることもある。
回答
C社は、熟練担当者任せの加工順を改め、
納期優先の加工順へ変更し、
納期遅延の解消をし、
納入リードタイムを短縮し、
x社の受注に対応する。
なかなかよい問題でした。
【中小企業診断士 二次試験 事例1】
今日は、事例1の策問をしてみました。
問題文
a社はx社の買収を組織的な理由で断念し、提携を模索している。その理由と提携のメリットは?
本文
a社は老舗の金属加工業社である。
x社はバネに特化し、バネ設計、作成、加工、調整など技術者が多い若い企業である。
50年以上の歴史を持つa社は、従業員も長期雇用し、技術的ノウハウを維持している。売り上げはなんとか維持しているが、このままでは良く無いと社長は感じており、業界内の新領域への参入を模索している。
x社は開業数年のベンチャー企業で若いバネ開発技術者が多く、イノベーションにチャレンジする開発中心の会社である。
回答
50年以上の歴史を持つa社と開業数年のベンチャー企業のx社の合併は組織文化の調整コスト、統合コストがかかるなどデメリットがあるが、提携による業界内の新領域への低コスト参入が可能となり、企業間の強みの保管となる。
セオリーは、合併と提携を想定しました。
策問理由は、今年の一次試験に出た領域だからです。