【中小企業診断士 二次試験 事例1】
今日は、事例1の策問をしてみました。
問題文
a社はx社の買収を組織的な理由で断念し、提携を模索している。その理由と提携のメリットは?
本文
a社は老舗の金属加工業社である。
x社はバネに特化し、バネ設計、作成、加工、調整など技術者が多い若い企業である。
50年以上の歴史を持つa社は、従業員も長期雇用し、技術的ノウハウを維持している。売り上げはなんとか維持しているが、このままでは良く無いと社長は感じており、業界内の新領域への参入を模索している。
x社は開業数年のベンチャー企業で若いバネ開発技術者が多く、イノベーションにチャレンジする開発中心の会社である。
回答
50年以上の歴史を持つa社と開業数年のベンチャー企業のx社の合併は組織文化の調整コスト、統合コストがかかるなどデメリットがあるが、提携による業界内の新領域への低コスト参入が可能となり、企業間の強みの保管となる。
セオリーは、合併と提携を想定しました。
策問理由は、今年の一次試験に出た領域だからです。